純金(ゴールド)の為替の影響と分散効果調べてみました
純金(ゴールド)は「有事の金」とか「安全資産」と言われていたりしますが、為替の影響と分散効果が気になったので調べてみました。
上のグラフで折れ線グラフ(左軸)は
- SPDR Gold Shares (GLD) : ニューヨーク証券取引所(ドル) - 青線
- SPDRゴールド・シェア(1326) :東京証券取引所(円) - オレンジ線
の2つのETFを1月の終値で購入して持ち続けた場合の損益%の推移です。
2016/1スタート、2017/1スタート、2018/1スタートの3パターンで、同じETFをドルと円で買うことになるので、損益%の差異は為替の影響とみなせると思います。
こうしてみると、2016/1スタートの場合は、いきなり差が開いてそのまま進んでいますが、2017/1スタート、2018/1スタートでは、そこまで差が開かずに同じような動きをしているように見えます。2016/1スタートであっても動き方としては、似たように動いている所も多く、その意味では日本で純金(ゴールド)買った場合でも、世界の純金(ゴールド)の動きと同じように動くと言えそうです。もちろん、為替の影響を受けることはありますが。
次に、分散効果ですが、灰色の面グラフ(右軸)は私の保有しているSPDR S&P500 ETF(1557)の損益%の推移です。確実に分散効果があるという感じではないですが、2018夏にかけてのSPDR S&P500 ETF(1557)の上昇時には、純金(ゴールド)は下降。2018末にかけてのSPDR S&P500 ETF(1557)の下降時にには、純金(ゴールド)は上昇と、ある程度の分散効果は見られるようです。
現在、金ETF "金の果実" 純金上場信託(現物国内保管型)(1540)を少しだけ持っているのですが、純金(ゴールド)への投資ってどうなのかな・・・?と思ってきまして、気になる点を確認してみました。今回の結果を受けて、純金(ゴールド)への投資は継続していこうと思います。